合併を繰り返す国内銀行の変遷

銀行の役割   8月 15, 2016   合併を繰り返す国内銀行の変遷 はコメントを受け付けていません。

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世界的な潮流にのっとり、日本でも金融業界の再編が進み、かつては「都銀13行」「大手20行」とも呼ばれた日本の銀行は現在では「4大銀行」「3大メガバンク」に集約されました。
なぜここまで劇的な再編がおこなわれたのでしょうか。今回は急激な再編がおこなわれた背景と、国内銀行の変遷について見てみましょう。

なぜ合併が繰りかえされたのか

かつては都市銀行・大手銀行を合わせて33行を数えていた国内の大手銀行は、現在では

  • 三菱東京UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行(埼玉りそな銀行・近畿大阪銀行)

の4行を中心とする3大メガバンクを中心として、各地方銀行の集約も進められています。なぜここまで合併がすすめられたのでしょうか。
国内銀行の再編が急激に進んだ理由として、1990年代はじめのバブル景気の崩壊による過剰融資による不良債権による経営悪化と、1990年代後半から実施された金融ビッグバンによる金融業界の一大改革への対応があげられます。
金融ビッグバンによって、それまでの国による保護のもと、業務を進めていた「護送船団方式」が崩壊し、国内銀行は熾烈な国際金融取引の只中に放りこまれることとなります。
同時期に北海道拓殖銀行や日本長期信用銀行、日本債券信用銀行と、それまで絵空事でしかなかった「銀行が潰れる」事態が立て続けに現実のものとなったことと合わせて、段階的な合併を繰りかえし、現在の4行体制に落ち着くこととなりました。

三菱UFJフィナンシャルグループ

三菱UFJフィナンシャルグループは三菱東京フィナンシャルグループとUFJホールディングスが合併した金融グループです。
合併した東京三菱銀行とUFJホールディングスの前身はそれぞれ、

  • 三菱東京フィナンシャルグループ…1996年に東京銀行と三菱銀行が合併した東京三菱銀行が中心となり設立。
  • UFJホールディングス…三和銀行・東海銀行・東洋信託銀行を中心として設立。

の2グループの合併によって設立されました。

総資産で世界最大の三菱東京UFJ銀行(BTMU)を中核として、国内だけではなく海外業務にも力を持ち、三菱東京UFJ銀行のほかに、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券、三菱UFJリース、三菱UFJニコスの主要5社を中核として、世界屈指の総合金融グループを目指しています。

みずほフィナンシャルグループ

みずほフィナンシャルグループはみずほ銀行を中核とするグループであり、みずほ銀行を中核とするグループであり、みずほ銀行は第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行を前身とするメガバンクの1行です。3大メガバンクの中では2007年に発生した世界金融危機の影響がもっとも大きく、現在でも業務効率の改善に大きな課題を残しています。

三井住友フィナンシャルグループ

三井住友フィナンシャルグループは2002年に発足した金融持株会社であり、住友銀行とさくら銀行の合併により、2001年に設立された三井住友銀行(SMBC)を中核としたグループです。3大メガバンクの中ではもっとも営業経費が少なく、利益率・収益力の高い銀行として知られています。カードローン、インターネットバンキング、各種リスク性商品販売など個人向け金融商品に強いことで知られていますが、現在は法人向けの営業力強化を進めています。

おわりに

3大メガバンクとして集約・再編された日本の銀行は、その規模を活かして積極的な海外進出を進めつつあります。

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銀行の役割

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