銀行が保つ機能と社会的な役割

銀行の役割   5月 22, 2016   銀行が保つ機能と社会的な役割 はコメントを受け付けていません。

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銀行は「人」「企業」「国・自治体」などにお金という血液を送り込む心臓のような存在と言われ、銀行の活動が止まると経済活動が止まると言われるほど重要な役割です。しかし具体的に銀行がどのような役割を果たしているのかと問われると、意外と困ってしまいます。そこで今回は、銀行の機能と社会的な役割について見てみましょう。

お金を集めて、運用する機能

銀行の特徴的な業務として、個人や企業からお金を預かって運用する「預金」という機能があります。預金する側はお金を手元に置いておくことで生じる様々なリスクを回避できて、お金を守るための各種コストが不要になるため、より効率的なお金の運用が容易になります。
銀行は個人や企業から預かったお金を事業や企業に融資する「運用」をおこない、収益をあげて利益を生み出しています。運用によって生じた利益は、銀行そのものの利益としてだけではなく、預金者の預金に生じる「利息」という形で預金者に還元しています。これにより、銀行は個人や企業などの預金者に対して「預金」というお金の運用手段(資産運用)の方法を提供しています。

お金を集めて、貸し出す機能

預金という形で個人や企業から集められたお金は、自動車や住宅などの耐久消費財を購入するときの個人向けローンや、新規事業や事業の運転資金として企業に融資という形で貸し出されます。銀行からローンや融資という形でお金を借りた個人や企業は、元本と合わせて契約時に結んだ条件に従って発生する利息の返済をおこない、この利息が銀行の収益の大きな部分を占めています。このように、個人や企業から集めた預金という形で集めた資金を、必要とする個人や企業にローンや融資という形で貸し出す役割を果たしている銀行は、個人や企業に欠かせない資金調達機能を担っています。

取引の決済を代行する機能

預金という形で個人や企業のお金を預かる機能を果たしている銀行は、預かったお金を運用する以外にも、お金を媒介とする様々な取引を仲介する決済機能も担っています。
銀行のになう決済機能は様々なものがありますが、身近なものとしては、

  • 振込み…銀行で一度手続きをすることで、契約者の預金口座を経由して公共料金などの支払いや、給与や年金などの受け取りを毎月自動でおこなう仕組み
  • 手形・小切手による決済…支払う金額と同額以上の残高が預金口座にあれば、相手先に支払いできる「小切手」と、支払い期日までに支払う金額以上を預金口座に用意しておけばよい「手形」による決済機能
  • 電子記録債権…これまでの「手形」と同様の役割を果たすものの、保管・管理の手間がかからない電子記録であり、ペーパーレス化されているもの

による決済機能を仲介しています。

銀行が提供するこれらの決済機能により、預金者は支払いや受け取りにともなう時間や労力を節約できるだけではなく、盗難をはじめとする様々なリスクを回避することもできます。また銀行の提供する決済機能の注目したいポイントとして、預金者の口座を経由して資金のやり取りをおこなうため、手形・小切手の発行と受け取りをする人が遠隔地同士であっても、現金をやり取りするよりもすみやかに資金の受け渡しができることがあげられます。
このように銀行は様々な支払い決済手段を提供して、取引に生じる様々な手間を軽減することで、経済活動を効率化しています。

おわりに

コンビニATMから大都市の本店・支店まで、全国津々浦々にあるといっても過言ではない銀行は、我々のお金を預かるだけではなく、そのお金の運用や、様々な決済の仲介を果たすなど、目に見えない部分で重要な役割を果たしています。

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いつも使っている銀行には預貯金を取り扱う他にもさまざまな役割があります。経済の中心とも言える銀行業について見てみましょう。