【トピック】三菱東京UFJ銀行が仮想通貨を発行へ

銀行の役割   1月 15, 2016   【トピック】三菱東京UFJ銀行が仮想通貨を発行へ はコメントを受け付けていません。

仮想通貨 イメージ
最近になって三菱東京UFJの新しい試みが様々なところに波紋を広げています。それは「MUFGコイン」という名前の仮想通貨を独自開発し、発行を目指している計画で、メガバンクのこの試みには注目が集まっています。
では話題になっている「仮想通貨」とは一体どんなもので、通常の通貨とはなにが違うのでしょうか。今回は仮想通貨とMUFGコインについて紹介します。

仮想通貨とは

仮想通貨は特定のウェブサイトやゲームなどで使える通貨のことを指します。 通常の通貨との最大の違いは「通貨が貨幣や紙幣のかたちでは実際には存在しない」という点です。
通貨がネット上の仮想空間にのみ存在し、実物を一切もっていないことから「仮想」とよばれます。
しかし、れっきとした通貨であるため、単位もあれば為替レートもあります。特定の範囲内でのみ価値があり、貨幣や紙幣などの実物をもたないこと以外は通常の貨幣と遜色がありません。

電子マネー

仮想通貨の説明を見て、「電子マネー」を想像した人もなかにはいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、電子マネーは仮想通貨とはいえないのです。
先にお金をチャージして、買い物などの支払いで電子マネーを使って決済をすることができるというのが電子マネーの大まかな仕組みで、通貨そのものというよりは一度電子マネー会社にお金を預けて必要なときに使うことができる「財布」のようなイメージが強い存在です。
また、電子マネー自体は決済システムであることも違いといえます。最近ではこういった違いもシステムの拡張などによって曖昧になりつつありますが、ある程度の区別ができると仕組みも理解しやすくなります。

ビットコイン

仮想通貨の代表格ともいえるのが「ビットコイン」です。日本でも度々話題になっています。ビットコインは通貨の流通を円滑にし、世界中で利用されることを目的としてつくられました。
ビットコインを利用する際にはまず手持ちの通貨(円やドルなど)をビットコインに両替してビットコインを手に入れます。そして、ビットコインに対応した場所での取引や決済を行うことができますが、一般的な電子マネーとの違いは「ビットコインは価値が変動する」ということです。ビットコインは変動相場制を採用しているためドルをはじめとする各国の通貨の為替レートがちゃんと存在し、価格は常に変動しています。なので、ビットコインは通常の通貨と違いのない、貨幣や紙幣といった実体を持たない仮想通貨の典型的な例であるといえます。

ビットコイン消失事件

日本でビットコインはあまり良いイメージを持たれていないのは2014年に起きた「ビットコイン消失事件」が大きく影響しています。この事件ではビットコインの取引所を提供していたマウント・ゴックス社が不正操作をしてビットコイン」を横領していた事件で、当初はハッキングによってビットコインが消失してしまったとされていたことと、不正操作で簡単に横領されてしまうということで日本でのビットコインをはじめとする仮想通貨の印象は悪くなりました。現在はシステムが改善されているため、以前よりもこういった事件は起きにくくなっています。

MUFGコインはどうなるか

MUFGコインは日本のメガバンクが開発する仮想通貨ということでかなり注目が集まっています。1円=1MUFGコインの固定レートでビットコインのような価格変動をすることはなく、メリットとして挙げられるのは海外での手数料が割安になる、口座を持つもの同士で決済ができるなどのスタンダードな印象の強い仮想通貨です。今後のシステム拡張や他のメガバンクの仮想通貨参入によって可能性は広がっていくと思われます。

おわりに

今回は仮想通貨とMUFGコインについて紹介しました。
日本ではいまいち良い印象のない仮想通貨ですが、今後の発展には大きく期待できると思われます。

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